こんにちははぎおです。国内一人旅をある程度経験したら、「そろそろ海外一人旅に挑戦してみようかな・・・」と思う事があると思います。
なんとなく海外一人旅は国内一人旅の「次のステップ」、「上位互換」のようなイメージがり、海外一人旅のほうがカッコいいし合コンでモテる気がします。
ただ、私の経験上、国内一人旅も海外一人旅にもそれぞれ得るものがあり、どちらが上とかは無いと思います。
私は国内だと日本全市、海外は20ヵ国旅しましたが、国内と海外を一人旅したときに感じた得られるモノの違いについて紹介したいと思います。
海外一人旅で得られるもの ⇒ 想像を超える経験
まず海外一人旅で得られるものは「想像を超える経験」。これに尽きると思います。
海外へ行くことでの「視野の広がり」や「価値観の変化」、「会話のネタ」や「豊富な知識」に至るまで、全てこの「想像を超える経験」から生まれるものだと思います。
例えば私はラオスに一人で行き、「ゾウ使い」の資格を取得しました。あの耳が大きい動物のゾウです。
まずゾウに「メプロォーン！！」と叫んでゾウにしゃがんでもらい、ひらりと背中に乗りこみます。その後「パァァァァイ！！」と叫び前進させたりします。・・・こんなこと国内でできるでしょうか？
その後、調教師の人に「メコン川でゾウに水浴びをさせてこい！」と言われ、私は流れの早いメコン川に飲み込まれ、200ｍ流されました。川は意外と深く、足がつかなかったため、「あれ？ちょっとヤバくない？（必死）」と思いました。調教師の人はそれを見て、爆笑して写真を撮っていました。こんなこと国内で許されるでしょうか？（写真は後でもらいました）
こんなふうに、海外では想像を超える経験ができます。そこから派生して、一生使いまわせる笑いのネタにもなりますし、一人でやりとげた自信もつきます。
ただし合コンでは少し注意です。海外であまりに想像を超える経験談を話すと、すごい人を超えて変人とみなされます。私は中国警察に連行された話（無実の罪です）をして軽く引かれました。諸刃の剣であることを覚えておいてください。
次に国内一人旅についてです。
「もう国内一人旅に勝ち目無いじゃん・・・」と思うかもしれませんが、国内一人旅には圧倒的に有利な点があるので心配ありません。
それは国内は全て日本語であるという事です。・・・あたりまえですね(笑)
ただ、このことが国内一人旅で得られるものにつながっていきますし、私が日本全市を回った理由でもあります。
国内一人旅で得られるもの ⇒ 母国の深い理解
日本を旅すれば日本を良く知ることができます。・・・めちゃくちゃ単純(笑)
とても単純なことなんですが、母国の深い理解は自身の「誇り」「アイデンティティ」につながるので非常に重要なことだと思います。これは海外一人旅で偉そうに語られる武勇伝に匹敵するモノだと思っています。
まず国内旅行は海外と違い、説明文や解説が全て日本語なので大量の情報を短時間で深く理解できます。海外だと基本英語で理解するか、簡素に和訳されたものを読むことになるため、どうしても深堀して理解することが難しいです。（外国語が得意な方は別ですが）
また、日本の観光地は解説も丁寧ですし、日本人好みのキャラクター、おなじみの有名人、絶妙にマッチする笑いのツボなど、とにかく日本人の感性に特化しているので深く心に染みるんですよね。
加えて私たちは日本で暮らし、日本についての基礎知識をかなり持っています。この状態で日本中を旅すると、「ここテレビで見た場所だ」とか、「そういえば学校で習ったなー」とか、記憶とリンクする場所がとにかく多いです。こんなふうに記憶と結びついて日本についてどんどん理解が深まります。
そして深みの最終段階に入ります。こんな感じでさらに日本中を旅し続けると、「この建物、香川県で見たヤツと似てると思ったら同じ建築家か～」とか、「日本中の神社のおみくじってほとんど周南市で作られてるんだ・・・」とか、「あ、また種田山頭火（詩人）の石碑だ。こんなとこまで来てたんだ」など、日本中の場所がリンクし始めます。この日本中がつながっていく感覚が面白すぎて、気づいたら日本全市回っていました。
ここまで深い理解を追求する必要もないと思いますが、やっぱり日本を知れば知るほど愛着が湧くのは間違いないです。自分の会社に愛着があれば仕事が楽しくなるように、自分が暮らしている国に愛着が湧けば生活も楽しくなると思います。
以上、海外一人旅で得られる「想像を超える経験」、国内一人旅で得られる「母国の深い理解」どちらも同等に価値のあるものだと思います。コロナ禍で旅行は賛否両論となっていますが、感染予防対策をしっかりして一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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