【セメントがなぜ有名?】山口県・山陽小野田市・+三年寝太郎

旅行記

山口県・山陽小野田市は日本初のセメント会社が誕生した場所で、明治初期に笠井順八という人がセメント工場を作りました。上の画像の銅像の人が笠井順八で、公園の中にドンと建っています。

参考URL:笠井順八翁像

山口県のセメント生産が盛んな理由は、セメントの材料である石灰石を豊富に有する土地だからです。ちなみに山口県で有名な秋吉台は日本一のカルスト台地で、このカルストの意味は「石灰石が変形した地形」です。

セメント、モルタル、コンクリート、アスファルトの違いは簡単に言うと、
セメント  ・・・石灰石と鉱物を混ぜたもの。
モルタル  ・・・セメント+砂
コンクリート・・・セメント+砂+砂利
アスファルト・・・石油から作られる粘着物

参考:違いがよく分かるサイト

セメントを材料にしてモルタルとコンクリートが造られるんですね。アスファルトは全く別物です。

南小野田駅の近くには笠井順八が設立した会社「小野田セメント」の名残を持つ建物があり、現在も事務所として使用されています。(現在は太平洋セメント関連会社が利用)

また、会社の敷地内に「徳利窯」という、明治時代に使用されたセメント焼成窯があり、こちらは重要文化財となっています。実際に敷地内に入り、間近で窯を見るとができます。

このように、山陽小野田市はセメントと共に発展した場所で、実際に地名として「セメント町」という場所もあるくらいです。ちょっと地味な観光になるかもしれませんが、自分たちの生活で欠かせないセメントに対する関心が高まるので、山陽小野田市に来る際はぜひセメントゆかりの地を巡ってみて下さい!

参考URL:旧小野田セメント製造株式会社竪窯

 話は変わりますが、山陽小野田市の新幹線が止まる駅「厚狭」には日本昔話で知られる「三年寝太郎」の伝説が残る場所です。

この三年寝太郎の話は色んなバージョンがあるのですが、大筋としては、ぐーたらなまけ者とバカにされている寝太郎が、覚醒して村を救うという話です。い

やーなまけ者が結果を残す話は好きですね。なんか自分もやればできる気がするから。厚狭駅前には銅像があり、駅校舎内には三年寝太郎ゆかりの地マップと、寝太郎話が読めるので、駅に行くだけでも楽しめます。

ちなみにこの駅で紹介している寝太郎の話は、3年間ぐーたら寝続けた寝太郎が、佐渡島から砂金を持ち帰る話です。なぜ3年間寝続けたのか、持ち出し禁止とされる砂金をどのように持ち帰ったのかを、いい感じに前半の伏線を回収していて良くできた話となっています。

山陽小野田市は強烈に目立った観光地はありませんが、探してみるとセメントだったり寝太郎だったり、意外と面白い場所がたくさんあります。たまにはこのような隠れた魅力に触れてみるのも良いですよ!

参考URL:三年寝太郎ゆかりの地

おすすめ度7(10点中)・・・隠れた名所もオツなものです。

旅は多くの学びにつながると思います!⇒はぎおのメインブログ:ハギオスタディ

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