こんにちは。はぎおです。「一人旅で温泉に行ってみようかな」と思う事、あると思います。ただ同時に、一人で行って楽しいのかな?温泉街に一人は恥ずかしいかも・・・と思う方も多いと思います。
そこで、全国40都道府県、100カ所以上の温泉を巡って感じた、「温泉一人旅を楽しむための7つの方法」を紹介します。
その1:半分は楽しむ、もう半分は使命感を持って温泉へ行く
そもそも一人で温泉に行く事に抵抗がある方が多いと思います。寂しいとか恥ずかしいとか。私も最初はそうでしたので、とても気持ちがわかります。
そんな時は、楽しむ+使命感や自己成長の意識をもって行くと、けっこう一人でも楽しめます。
・日々の仕事の質を上げるために温泉で回復しに行く
・経験値を上げて自己成長するため、温泉一人旅へ行ってみる
・友人ににおすすめの場所を紹介できる人になるため、情報収集重視で温泉へ行く
・いつか旅ブログで稼げるかもしれないので経験を積んでおく
・色んな温泉に詳しくなることで、今後の温泉旅行をさらに楽しいものにする
このように、「いや、自分は自己成長のために温泉に来ているんですが・・・」と思うと、割と恥ずかしさが無くなります(笑)
というか、みんなで行く温泉旅行と同じ感覚で行くと高い確率で寂しく感じるので、温泉一人旅は全く別の娯楽と考えて行った方が良いです。
まあ正直、温泉の建物内に入ってしまえば誰が一人で来てるかなんて分からないので、一人でも気にする必要は無いです。
温泉に行くとけっこう一人で来ている人います。地元の人、出張ついでに来てる人、バイクでツーリングがてら来ている人。一人で行っても全然変じゃないです。
その2:まずは日帰りで行ってみる
温泉に一人で入るのは良いとして、一人で宿に泊まるのが抵抗あるかも・・・という人も多いと思います。確かに温泉宿で一人で食事、寝るのは寂しいと感じるかもしれません。
なので、まずは日帰り温泉一人旅をおすすめします。
電車の中で本を読んだり、ドライブを楽しみながらゆっくり温泉へ向かう
⇒午後にゆっくり温泉に入り、温泉から出た後も休憩スペースでスマホなどをいじる。
⇒直帰して夕ご飯は家で食べる。
夜家で入る予定の風呂を先に済ませてしまうような感覚で行けば、軽い気持ちで温泉一人旅ができます。意外と「今日はもう風呂に入らなくていいんだ」と思うと、夜の自由時間が増えた気がして気分が良いです。
温泉一人旅と言うと、しっかり温泉地を楽しまなければいけない気がしますが、特に観光は考えず散歩の延長のような気分で行くと気が楽です。
その3:温泉一人旅で持って行くもの
最近の温泉地はコンビニもあり、何でもそろっているのでお金さえ持って行けば現地調達できます。
ただ余計なお金がかかるため、一応持って行った方が良いものを紹介します。
・バスタオルと、体を洗う小さいタオル
日本全国100ヵ所以上の温泉へ行きましたが、タオルが売っていない温泉地はありませんでした。ただ小さいタオル1枚だけでも200円ほどするので、持って行った方が安上がりです。
・洗顔料、シャンプー、ボディーソープ
石鹸やシャンプーは備え付けのところが多いですが、髪や肌質に合わない可能性があるため、小分けにして自分で持って行った方が良いです。また、古めかしい温泉では備え付けずに別売りの場合があるため、自分で持って行った方が安上がりです。
・化粧水、ボディクリーム
これらが備え付けの温泉は少ないです。
※着替え
温泉に入った後は新しい服を着たい!という方は持って行った方が良いです。同じ服でも気にならなければ着替えはいらないです。
※100円玉、千円札
コインロッカーに鍵をかけるのに100円玉が必要な場合が結構あります。また、温泉から出た後、財布を出さずにすぐ飲み物を買うため、100円玉を数枚ポケットに入れておくと便利です。あと千円札についてですが、温泉のチケットを買うとき、千円札専用自販機のものが結構あります。一万円札や五千円をカウンターへ両替しに行くのは手間なので、千円札を数枚持っていた方がストレスがありません。
着替えと100円玉、千円札に関しては補足になりますが、日帰りならこれさえ持って行けば十分です。
その4:食事をする場所は事前に調べておく
温泉に限らず、一人旅で一番抵抗があるのは「一人で食事」だと思います。
私は日本中を一人で旅して、ある程度一人での食事に慣れましたが、店の雰囲気によっては今でも抵抗があります。それほど日本人にとって「一人で外食は寂しい」というよくわからない固定概念は根深いと思っています。
なので、変に「私はどこでも一人で平気♪」と強がらずに、なるべく寂しさを薄める事前準備をすべきだと思います。それが、「事前に食事する場所を調べておく」というものです。
有名温泉街だと飲食店は観光客が多く、下調べなしだと「一人で入りにくそうだな・・・」と感じてしまう店が多くなります。なので下調べはとても重要です。
一人で食事する店を調べるとき、重視する事
個人的に一人で入りやすい店を調べるときは以下の事を重視しています。
・1人席、2人席、カウンターがある店
一人で来店することを想定している店だから
・「○○屋(店の名前)」+「一人」で検索して、一人で行った感想コメントがある店
誰かが「一人で行きました」というコメントがあると心強いです
・過度に高級、おしゃれすぎない店
個人的に高級、おしゃれな店は一人だと変に気を使って楽しめませんでした・・・
・行列ができてなさそうな店
あまりに人気な店だと行列ができていて、一人で並ぶのは気が引けます・・・
・ラーメン屋
基本的に一人での来店を想定しているので、入りやすいです
一番入りやすいのはマックやすき家などのチェーン店ですが、一人旅でチェーン店へ行くのは負けた気がするので、なるべく行かないようにしています。
一人で店に行って食事をする事に抵抗がある場合
それでもやっぱり一人で店に行くのは抵抗がある・・・という方は、調べて気に入った店でテイクアウトするか、道の駅や地元のスーパーでご当地グルメを買うことをオススメします。
自分もよくやりますが、道の駅なんかでご当地のお弁当を買い、近くの公園や土手で食べると「旅してる感」がとても出るので、非常に気持ちが良いです。そんな時は、買う場所と食べる場所をセットで調べておくとスムーズな旅ができます。
その5:温泉宿の「夕食・朝食」対策をしておく
先ほどの話とつながりますが、一人で温泉宿に泊まる場合、「夕食・朝食」対策が重要です。なぜなら一人で温泉宿に泊まる時の一番のハードルが「食事」だからです(個人的にそう思います)。
温泉旅館でもホテルでも、基本的に広い食堂に行って食べることになります。これが一人だとキツイ。周りがワイワイ食事している中、一人で食べる。
一人は好きだけど、みんながいる空間での一人はキツイという人、多いんじゃないでしょうか。私もその一人です。
最初のころは「私はどこでも一人で平気♪」と言い聞かせて一人で食べていましたが、食事を100%楽しめません。何度も経験すれば本当に平気になるかもしれませんが、それまでの努力がもったいないです・・・。
温泉宿に泊まるときの「食事」対策法
私が色々試した中で、温泉宿で一人だとしても「食事」を100%楽しむ方法を紹介します
・自分の部屋で食事OKの宿を選ぶ
自分の部屋に食事を運んでくれる、もしくはビュッフェ形式で自分の部屋まで持ち帰れる宿を選べばオールOKです。自分の部屋でゆっくり食べる温泉宿の食事はめちゃくちゃテンション上がります。
女将さんが部屋に食事を運んでいるときや、一人でビュッフェの食べ物を持ち運ぶときは少し恥ずかしいですが、それは一瞬の事です。食事をするときは100%楽しめます。
・朝食夕食なしのプランで泊まる
食事は別の場所で食べてくるか、お弁当などを事前に買って宿へ持ち込むのもおススメです。旅館やホテルは電子レンジや食器類が利用可能なところが多いので、部屋でゆっくり食事ができます。
一応持ち込みOKかどうか、電子レンジや食器は借りれるか事前確認することをオススメします。
朝食に関しては、市場が近かったり、パン屋が近くにあれば朝早くから店が開いていたりするため、その辺も調べておくとベストです。
その6:「温泉街」を楽しみ、温泉は足湯で楽しむのもアリ
知らない人と一緒に温泉に入るのは気が引ける・・・けど温泉一人旅って楽しそう・・・と思う方もいると思います。
そんな方は、旅として温泉街を楽しみ、温泉は「足湯」で楽しむのがオススメです。みんなと行く温泉旅行なら温泉に入らざるをえませんが、一人旅なら温泉は足湯だけというのも全然アリです。
一人で「足湯」を楽しむ
私も一人旅の途中、いちいち湯船につかるのは面倒だな・・・けど有名な温泉地だから入っておきたいな・・・という時は足湯を楽しみます。
足湯は10分ほど入れば体中がポカポカして気持ちが良いですし、スマホもいじることができます。そして出るときは足をサッとふいて終わりなので手軽に温泉が楽しめます。さらに足湯は無料のところが多いのでコストパフォーマンスと効率面で最強です。
人と温泉に入るのが苦手な方が温泉地で宿泊する場合、個室温泉付きの宿がベストですが価格は上がってしまうと思います。なので、温泉は「足湯」だけと割り切って、ユニットバス付の宿にするのもアリだと思います。私の友人はそうしています。
足湯だけで温泉一人旅は微妙じゃない?と思うかもしれませんが、温泉一人旅の魅力は温泉だけではなく「温泉街」にもあるため問題ありません。

一人で「温泉街」を楽しむ
温泉街は普通の繁華街にはない独特な雰囲気があり、散歩するだけでテンションが上がります。
温泉街は老舗が多いので歴史を感じますし、温泉まんじゅうや温泉たまごなどご当地グルメもたくさんあります。また、温泉は文豪などの歴史的偉人が関わっている事が多いため資料館も充実していることが多いです。
温泉街に一人で寂しい場合は「友達に温泉情報を伝えられるように写真を撮っておこう」や、「一つでもいいから、めちゃくちゃ良いお土産を探そう」など、目的意識を持つと普通に一人で楽しめます。
わざわざそんなふうに目的意識を持たなくても、愛媛の道後温泉や、大分の湯布院のように温泉街が栄えている場所は周辺にたくさん観光地があるので全く飽きません。

その7:「一人で温泉行って何が楽しいの?」と言われたときは・・・
職場の人や友人に温泉一人旅へ行ったことを話した時、「一人で寂しくない?」とか、「何が楽しいの?」と言われることがあるかもしれません。
上手く説明する自信がなければ「最近流行ってるらしいから試してみた」がベスト回答だと思っています。というか「何が楽しいの?」系の質問はほぼこれで対処できます。
実際流行っているかどうかは関係ありません。神社巡りだろうがアイドルの握手会だろうが「最近流行ってるらしい」といわれたら「まあそうなのかも」ってなります。
そして「試してどうだった?」と言われたら「良い面と悪い面あるね~」と言えばほぼ完了です。後は単純に良かったことと悪かったことを言えば、一人行動が好きな孤独な人ではなく、いろんなことを試すのが好きな人とみなされます。
いろんなことに挑戦する事は「良い事」だと全ての人が認識しているので、会話はスムーズに終わります。否定的な意見を言われたとき、論破するよりもいい感じに会話を終わらせる方がスマートな「勝ち」だと思います。
また本当に温泉一人旅が好きになった場合はこの5000文字のブログ内容と合わせて一人旅の良さをかたって下さい。
参考記事:一人旅の魅力とは。日本全市(792市)+海外20ヵ国旅して感じたこと。
結論
みんなで行く旅行と違い、温泉一人旅は思い立ったらすぐ行くことができます。みんなで行く温泉が100点の楽しさで、一人で行く温泉が70点の楽しさだったとしても、一人で10回行けば700点になります。
温泉一人旅は行けば行くほど経験が積めて、雑談のネタも増えると思います。少しでも興味を持った方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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