こんにちは。はぎおです。就職してから8年間、休日はほぼ一人旅に費やしてきました。
なぜここまで一人旅にハマることができたのか、振り返って感じた一人旅の魅力について紹介していきます。
結論:一人旅は自己成長を感じる
一人旅にはいろんな魅力がありますが、結局この自己成長に行きつく思います。
個人的に自己成長とは、「知らなかったことを知る事、できなかったことができるようになること」だと思っています。
例えば北海道で知った流氷の壮大さ、京都で知った日本の奥深さ、岐阜で知った飛騨牛の美味しさ、インドの料理教室で学んだカレーの作り方、カンボジアで学んだ地雷の解除方法、ラオスで学んだ象を操る方法(象使いの資格取得)など。
一人旅は娯楽として楽しんでいても、振り返ってみればたくさんのことを知り、できなかったことができるようになっていることに気づくと思います。この「自己成長」こそが一人旅の一番の魅力だと思います。
また、「自己成長」以外にも、たくさん一人旅の魅力があります
一人旅の魅力① 人と比較しなくてよい
一人旅以外にも娯楽や趣味はたくさんありますが、自分以外の人と能力差が生じてしまうものが多いと思います。スポーツやボードゲームなど上手、下手、勝ち負けが明確に分かれます。
その点、一人旅は勝ち負けが無いですし、上手下手もそれぞれの価値観で変わります。人と比較したり比較されたりするのが苦手な人にはピッタリな趣味だと思います。
私が一番にあげた「自己成長」についても完全に私の価値観で、一人旅で全てから自由になる事が一番の人もいます。美味しいモノを探すことに特化した人もいます。自分のオリジナルの道を究められるのも一人旅の大きな魅力だと思います。
一人旅の魅力② 経験がすべて雑談のネタになる
一人旅をしていると多くの失敗やトラブルを経験します。トラブルに遭遇した場合、一人だと解決難易度がハネあがるので個性の強い体験談になります。
例えば一人でおしゃれカフェに行き、足がつった場合(昨日のことです)、もし友達がいれば「足つった!」と言い、みんなで笑えば大した問題にはなりません。
ただ一人で孤独に足がつった場合、シャレになりません。私は目をつぶって歯をくいしばり、店内に流れている音楽を楽しんでいるふりをしました・・・。
他にも電車に乗り遅れたり、目当ての店がお休みだったり、中国警察に連行されたり(無実の罪です)、インド人が拉致しようとしてきたり、ストリートチルドレンにスマホ盗まれたり・・・。
こんなふうに一人旅をすればするほど雑談のネタが溜まっていきます。私の場合「象使い免許取得の話」と「メキシコ警察の葬式になぜか参加した話」という一生使いまわせる鉄板ネタを得ることができました。
ハチャメチャな経験じゃなくても、雑談の時に会話のネタが無い・・・という場面が減るので、普段の生活でも非常に役に立ちます。これが一人旅の魅力のひとつです。
一人旅の魅力③ 自由(いつ、どこへ、だれとでも)
自由。自由。自由。一人旅で一番良く聞く魅力ですね。自由の何が魅力的なのか?そもそも何が自由なのか?主に3つに分けられると思います。
その1、時間の使い方が自由
一人旅は時間に縛られません。休日に朝起きて、思い立ったらすぐに行けます。もっと言うと、会社終わりや出社前に行くことができます。
私の勤める工場は週替わりで午後2時半出勤だったため、午前中は大阪を観光して出社するという旅に狂った行動をしていました。
そして夜の11時まで仕事をして家に帰り、朝7時に起きてまた観光へ行く。休日はもちろん旅をする・・・この終わらない毎日の旅に友人を誘うことができるでしょうか?おそらく変人として距離を置かれるでしょう。
また、旅をしている最中も、時間配分が自由です。博物館の入口にひっそりと展示されている、「近所の小学生からのメッセージ」を30分以上読み込むことも自由です(学年ごとに文章力を比較したりすると面白いです)。
博物館に入ってからも、全ての説明をじっくり読み、さらに自分の中で自問自答するのも自由です。
別府温泉の7湯地獄めぐりも早歩き1時間半で回り終えようが自由です。
常に時間に追われているような現代、一人旅ではその時間の縛りから解放されます。
その2、行く場所が自由
一人旅はどこへ行こうが自由です。自分が興味のある本当に行きたい場所に行けます。
和歌山の山奥にある備長炭発見館、兵庫丹波の大納言小豆発祥の地、あの世とこの世をつなぐ島根の黄泉比良坂。東近江市の日本一大きい飛び出し坊やのパネル。

なんでそんな場所興味あるの?と言われそうな場所へも、何も気にせず行く事ができます。
これはグルメも同様で、マンボウが食べれる三重県紀北町、サメの刺身が食べれる宮崎県小林市、唐辛子どら焼きがある栃木県大田原市、真岡市のいちごチャーハン

賛否両論分かれるグルメも一人なら行き放題です。珍味ゲテモノなんでもアリです。
その3,人と関わるかどうかも自由
一人旅は基本孤独ですが、旅先でいろんな人と出会います。特にお土産屋なんかは店員さんから話しかけられることが多いので、ちゃんと人と関わろうと思えばいくらでも関わることができます。
逆に言えば一切人と関わりたくない場合、3泊4日で一言もしゃべらずに旅をすることもできます。
会話が唯一避けられないのは、宿のチェックインと食事の注文だけです(オートチェックインや発券機があれば良いですが)。
なので、私は北海道へ行った際、宿は自分でテントを張り、食事はセイコーマートや道の駅を利用してほぼ会話をせずに旅を終えました(レンタカーを借りる際会話が必要になるので、完全無言の旅は無理でした)。
コロナ禍の現在、完全無言の旅を目指すことは感染予防対策としてとても良い事だと思います。
こんなふうに、時間、場所、人との関わりが自由なのが一人旅の大きな魅力です。
以上、一人旅は行けば行くほど経験が蓄積されて自己成長へつながります。少しでも一人旅に興味が持てたなら、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか!
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